金田式 VS 安井式、雑感(13年前の書込)

ネットサーフィンをしていて、古い知人に巡り会いました。彼は、昔、流行ったパケット通信の書込み内容を保存していてWebに公開しています。その中に私が13年前に書き込んだ記事がありましたので以下に再掲します。

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To: AUDIO @JPN
Subject: 金田式 VS 安井式、雑感
From: JA2DHC
Date: 15-Aug 95 11:01:00
Message-Type: B
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金田式DCアンプの話題で盛り上がっていますが、私は同じ頃、雑誌によく書いていた安井章氏の記事の方が好きでした。 この二人は意見が衝突し、誌上討論会なども行なわれました。 私としては回路理論では圧倒的に安井氏が優れていたと今でも思っております。 ただ、安井式は、基板製作から行なう必要があるため蛇の目基板を使う金田式の方が自作する人が多く、評判は良かったようです。

私は安井式A級15Wx2アンプを始めて鳴らしたとき、これで真空管アンプの時代も終わりだなと思いました。 ただし、この時は211のアンプを持っていなかったのです。 その後211のアンプを作り、辛うじて真空管アンプの優位性を保ったのでした。

安井式もDCアンプ構成ですが、金田氏が「DCアンプ」の名前を使うのにクレームをつけたので使わなくなったのが実情です。 当時のMJを全部読んでみればわかります。

安井氏が提唱したTP歪み(Transient Phase歪み)理論はそれまでにないユニークなものでした。 氏は言及していませんでしたが、私がこれを読んだ時、真空管アンプが音がいいと言われるのはTP歪みが少ないせいだと、直感しました。 最近このフィールドで真空管と半導体の違いは電流が真空中と個体中を流れる違いだけと言う意見がありました。 私はそれだけとは思いません。 半導体は電極電圧の変化に伴って電極間容量が変化しますが、真空管はほぼ一定です。 この特性によりTP歪みが出にくくなります。

以上、25年くらい前を思い出しながら書いていますが、最後に印象に残っている記事のライタを以下に示します。 皆さんそれぞれ思い入れがあることでしょう。

真空管の部
武末数馬 : 言わずもがなの真空管アンプの大御所

辰口 肇 : 本当のアマチュアらしく、原稿料かせぎでなく、自分のための最良のアンプを追及した人

落合 萌 : シンプルな回路でFBな音のアンプを数多く発表した

森川忠勇 : 膨大な数の記事を残した。 駄作も多かったが有効な記事も多かった。 日本で真空管アンプがこれほど生き延びたのは 氏の記事の影響が大きいと思う

藤本伸一 : 数年前にパケットに出てこられたようです

半導体の部
前記 2名(安井氏、金田氏)
窪田氏(名前を忘れました): 終段無帰還アンプなどメーカー製にない 独自の回路を研究
桝谷氏(名前を忘れました): 論評を控えます

’73 de JA2DHC/1 大橋、(JL1ZNDシスオペ)

[End of Message #63308 - from JA2DHC]

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